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NEXCO東日本「品質の確保・向上のための業務改善行動計画」の推進

NEXCO東日本「品質の確保・向上のための業務改善行動計画」の推進
~ 品質の確保・向上や工事管理業務などの円滑化を図ります ~

平成21年4月28日
東日本高速道路株式会社

NEXCO東日本(東京都千代田区、代表取締役会長:八木重二郎)では、これまで高速道路の新設・改築、修繕工事において、品質の確保・向上に努めてまいりましたが、今般、更なる品質の確保・向上を図り、不適切な工事施工、設計業務におけるミス、材料試験データの改ざんや捏造などの再発を防止するとともに、施工者、発注者とも工事管理業務を進めやすくすることなどを目的として、「品質の確保・向上のための業務改善行動計画」(以下「プログラム」という。)を取りまとめ、順次取り組みを開始しました。

1 品質管理・検査に関連する基準・要領の見直し

(1)資材・施工に関する独自規格の見直し

求める性能の明確化、他規格との整合性、試験コスト削減の観点から独自規格の見直しを実施しました。

これにもとづき、順次規格の改訂を実施しているところでありますが、独自に制定する必要のない項目に関して、廃止(19項目)ならびに他基準へ移行(24項目)しました。[平成20年12月、平成21年4月]

(2)不定期検査の全面導入

発注者と施工者の双方にとって効率的で実効性のある検査を行い、施工者に品質確保に対する高い意識を再確認して工事を実施してもらうために、全ての工事において「発注者による不定期検査」を実施します。[平成21年4月]

(3)TIネットワーク※1の活用

品質向上、コスト削減及び事業の効率化などを図るために、当社が必要としている提案(特に求める技術)を募集し、各企業で開発、採用されている新技術・新工法を積極的に活用しています。[平成21年1月]

※1)TIネットワークとは、企業の皆様からの新技術・新工法の情報受付窓口をいいます。

2 発注者と施工者・設計者との意思疎通の円滑化

(1)発注者、施工者・設計者による三者協議制度の導入

予め工事の実施に先立ち、設計の理念及び意図の理解を深め、工事の品質を向上させること及び施工途中において予期し得ない現地状況の変更などに伴い、設計の変更を要する場合に適切な方針を得るために、発注者、施工者及び設計者が一堂に会し協同して、技術情報の確認(技術対話)を行う三者協議制度を導入しました。[平成21年2月]

(2)ワンデー・レスポンスの導入

工事現場において発生する諸問題に対し、発注者、施工者の双方が迅速な対応を実現することを目的とし、質問・指示などに対し、電子データなどによって、できる限り「その日のうちに回答する」もしくは「回答日を予告する」制度です。

これにより課題・指示の明確化が図れ、施工者は「手待ち」がなくなることで、効率的(時間的、経済的)な現場施工が可能となります。

具体的には、発注者と施工者のやり取りを記録する「実施記録表」をパソコン上に置き、課題や指示について監督者間での情報共有を図るとともに、施工者側でもワンデーレスポンスを実施するものです。[平成21年1月]

3 今後の取組み

プログラムに基づき導入した新たな施策について、現場での導入効果・課題などをフォローアップし、継続的に必要な改善を行っていくとともに、次の検討中の施策については、実現に向けて調整を進めます。

(1)設計の品質確保

設計の品質を確保するために、設計の各段階において十分な設計期間の確保、設計工程の管理を、発注者と設計者双方が共有する工程管理手法(マイルストーン化管理手法※2)を平成21年度より導入します。

※2)マイルストーン化管理手法は仮称です。
(2)品質向上へのインセンティブの付与

入札段階で、優良施工の実績を有する会社を適切に評価する入札契約制度の工夫改善を行います。

(3)社内技術者の技術力向上

品質の確保・向上には、グループ会社を含めた社員の技術力向上が不可欠であることから若手社員の技術力向上とともに、専門性が高い技術を要する分野における技術者の育成を計画的に取り組んでいきます。